
今回はWHITE ALBUM2における「Closing chapter(第二章)」の意味について考察していこうと思います。
結論からいうとこの表題はダブルミーニング(2つの意味)であると思います。
Closing Chapter(第二章)のストーリーについて
まず第二章の物語について簡単に説明していこうと思います。
このルートでは雪菜(メインヒロイン)以外に3人の女性キャラが追加されます。
・小春
主人公と小春の友人の間のトラブルから主人公と険悪になる。その後、飲食店のアルバイト先で知り合うようになる
真面目だが、お節介焼きでいろんな物事に首を突っ込む。
主人公(春希)と性格が似ていることから「小春希」と呼ばれるようになる。
・和泉
主人公が変更した学部の先にいる人物。研究室に泊まったり、主人公に大学のレポートなどを写させてもらおうとしたりと自堕落な生活を送っているが
実は・・・
・麻理
出版社の編集部のアルバイト先で出会う、仕事ができる先輩。
余分な仕事を引き受けハードスケジュールで動いているが、同じくハードスケジュールで仕事をこなす主人公を気にかけつつも気に入っている。
第二章は序章のストーリーから三年後の話で、主人公と雪菜は大学に進学しており3年生です。
恋人同士である彼らですが、序章の最後で起きたすれ違いによってお互いの心の距離が開いていき(一人が一方的に距離をとっていただけですがw)、主人公は雪菜と一緒だった学部まで変更してさらに距離が開いた状態で話が始まっていきます。
さらに主人公は生活費を稼ぐためという口実を元にアルバイトを掛け持ちするようになり、時間的な意味でもさらに心の距離が開いていきます。
主人公の友人たちは雪菜とよりを戻せるようにいろいろ画策します、
そしてクリスマスの日に主人公と雪菜はふたりでデートに行くことになるのですが、ここの話で展開が大きく分岐していきます。(主人公が誰と結ばれるか決定します)
Closingの意味について
ClosingはCloseの進行形または動名詞の形です。
Closeの意味は主に二つあります。
一つは、「閉じる」「閉まる」と言う意味です。
例:店が閉じる、目を閉じる、話が閉じる
もう一つの意味は、「近づく」という意味です。
例:(空間、時間的に)近い、接近した
(人や物などが)近親の
(人同士が)親しい、親密な
これらを踏まえて雪菜を主軸に話をみていくと、
・雪菜以外の人と結ばれること→雪菜との関係は閉じる(close)
・雪菜と結ばれること→雪菜と親密になる(close)
という二つの意味の意味があるのではないかと思います。
さらに第二章で雪菜と結ばれる話に入るとクリア後に最終章が解禁されます。
このことからも雪菜が主軸で話が動いてることは間違いないでしょう
ちなみにClosing Chapterは直訳すると「結びの章」となります。
この「結ぶ」についても「関係が近くなる」という意味や「終わり、結末」という意味もあるので上記と同じような捉え方ができると思います。
以上、第二章の表題の意味について考察してみました。
ゲーム的な意味でいくとルートの分岐が多いのでクリアに時間を要しましたね。
時間短縮を目指すなら雪菜と結ばれるルートをひたすら突き進めばいいですが、このゲームの醍醐味は「せつなさ」「辛さ」を味わうことだと思うので、あえて浮気するルートを選んで雪菜と自分の心をずたずたにするのも一興かなと思いますw
また浮気ルート選択すると雪菜がどれだけ主人公のことを想っていたかも分かるので、個人的にはこの第二章は雪菜ルートは最後にプレイすることをおすすめします。
ではまた