長編の名作「うたわれるもの」シリーズ紹介・感想

この記事では「うたわれるもの」シリーズの三部作をプレイした感想とレビューを記述し紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

タイトル名うたわれるもの(散りゆく者のへの子守唄)
ブランドLeaf/AQUAPLUS
レーティング18歳以上対象
15歳以上対象(リメイク版)
発売日初版2002年
ゲームジャンル戦国ADV+SLG(S・RPG)

 

タイトル名うたわれるもの 偽りの仮面
ブランドAQUAPLUS
レーティング15歳以上対象
発売日2015年
ゲームジャンルADV+S・RPG

 

タイトル名うたわれるもの 二人の白皇
ブランドAQUAPLUS
レーティング15歳以上対象
発売日2016年
ゲームジャンルADV+S・RPG

 

こんな人におすすめ

・ファンタジー要素な物語が好きな人
・戦争系の物語が好きな人
・シミュレーションゲームが好きな人(ファイアーエムブレムと似てます)
・長編ストーリーが好きな人
・伏線が張られている物語を楽しみたい人

 

うたわれるものシリーズは会話を読む進めていくアドベンチャーモード(ADV)とキャラを操作して敵を倒していくシミュレーションモード(SLG)を交互にプレイしていくゲームになります。

時系列は「散りゆくものの子守唄」(第一作)→→「偽りの仮面」(第二作)→→「二人の白皇」(第三作)の順番になっています。

 

 

 

ストーリー

うたわるもの 散りゆくものへの子守歌

『うたわれるもの』シリーズ、原点に戻る⸺
仲間を率いて家族を守り、過去と世界の真相を暴け!

独特の世界観、魅力的なキャラクターで好評のAVG+S・RPG『うたわれるもの』シリーズ第一章のリニューアル版がSteamに登場!

とある世界、とある大陸。獣のような耳と尾を持つ、様々な種族があった。彼らは集落を成し、素朴な暮らしを営み、いつしか、國を形づくるまでになった。
大陸北東の辺境にある集落、ヤマユラ。少女『エルルゥ』により、瀕死の青年が運び込まれた。大怪我を負っていた彼は、看護により一命を取り留めるが、自分に関する記憶を全て失っていた。
青年は『ハクオロ』と名付けられた。傷も癒え、村での暮らしにも馴染んでいく。自分自身についての謎を抱えながらも、『ハクオロ』は村の発展に手を貸すこととなった。
生来の穏やかで勤勉な性格もあり、村の皆も『ハクオロ』を頼るようになる。やがて迎えた収穫期。村人の努力が実り、望外の豊作となった。だが、その噂が藩主の耳に入った。実りを収奪するために、ヤマユラに手勢が差し向けられる。
そして、この辺境の一件こそが、世界をも揺るがす戦乱の序幕となった…

Steam 商品ページ

うたわるもの 偽りの仮面

目覚めた先に広がっていたのは、誰も見たことのない世界⸺
戦乱の大地を、仲間とともに駆け抜けろ!

独特の世界観、魅力的なキャラクターで好評を博したAVG+S・RPG『うたわれるもの 散りゆく者への子守唄』の続編がついPCに登場!

どことも知れない雪の広野に目覚めた青年は、名前も記憶も失っていた。
なにも理解できない状況のまま、怪物に襲われる危機に、獣の特徴を持つ美しい少女・クオンに助けられる。
その出会いが新たな出会いを呼び、彼を数奇な運命へと⸺大いなる戦乱へ導くことになる。

Steam 商品ページ

うたわるもの 二人の白皇

「うたわれるもの」シリーズ最終章!
ヤマトとトゥスクル、二つの國の運命は⸺

独特な世界観の元、躍動するキャラクターで、ファンを魅了し続けたAVG+S・RPG
『うたわれるもの』シリーズ三部作、堂々の完結!
散りばめられた全ての謎が、今ここに解き明かされる。

「……姫殿下を頼む……ネコネ、幸せにな……」
皇女と妹をハクに託し、オシュトルはこの世界の一部と化し、消えた。
遺された仮面と共に、オシュトルとして生きることを選んだハク。
己の知略とオシュトルの名声、仲間達との絆を得て、ハクは未来を切り開く。
それは、ヤマト全土を揺るがす戦乱の幕開けでもあった。

Steam 商品ページ

 

レビュー

三部作を全てやっての総評。(全てSteam版です)

ストーリー
4.5
音楽
4
グラフィック
3.5

感想

大まかな感想はこちらのページに書いてありますが、ここではさらに細かく感想を書いていこうと思います。

 

まずゲーム全体としては物語を読み進めていくADVモードと戦闘をしていくSLGが組み合わさった作品となっており、ADVだけだと文を読んでいくだけでゲームとしては単調な楽しみ方になりますが、キャラの特性や戦術、効率など考えながらプレイする必要があるSLG要素があることでゲームとしての面白さの幅が広まっているゲームだなと思いました。

SLGの難易度はゲーム内で設定できるのですが、通常のモードで簡単過ぎず、難しすぎずちょうどいい難易度でした。

 

ストーリーは第一作だけでも終わらせることもできますが、第二作、第三作では第一作目の物語と世界観をより広大にしさらに壮大な物語へと進展します。

第一作目で出てきたキャラクターも二作目、三作目でも出てくるので胸熱要素でした。

第二作目と第三作目はセットとなる作品なので二作目をクリアしたら三作目もクリアすることをおすすめします。

(二作目だけで終わるとラストがかなり後味が悪い感じになります。あと大量の伏線が三作目で回収されるのでプレイ必須です)

 

世界観やエンディングは一般的な作品とは一風変わったものとなっており正直なところ王道をいくような物語ではない印象です。

違う時系列の話が中盤から後半にかけて入り込んでくるので物語の理解には少し時間がかかったり混乱するかもしれません。

しかし過去の話や実はこのキャラはこんなことをしていたという描写など、謎に包まれていた部分が明かされていくところは面白いの一言に尽きます。

 

音楽については、第一作目はBGMの演出をオリジナルのモードか二作目以降のBGMも使用し演出を新しくしたモードと好きな方をゲーム中に流すことができます。

歌はSuaraさんが担当しています。アニメ版でも挿入歌やOPなどはこのアーティストが担当していますね。

一部の歌は作中に出てくるキャラの声優さんが担当しています。

BGMも要所要所でその場面の雰囲気にあったものが流れます。

音楽による物語の演出はかなりいいと思います。

 

グラフィックについては個人的には好き嫌いが分かれる絵柄だなぁと思いました。

しかし割と最近作られたゲームだけあってCGは綺麗です

メニュー画面や戦闘画面もそこまでごちゃごちゃしたものではないので初見でも全然苦労することなくプレイすることができると思います。

しかし戦闘画面は第一作と第二作目以降は若干仕様が変わっていたりするので慣れが必要だと思いました。

 

 

 

終わりに

戦争がモチーフなだけあって悲しい描写が随所にあります。

また泣けるようなシーンもところどころありかなりSFなストーリーではありますが感情移入できる物語でした。

名作だけあってアニメなどのメディアミックスやリメイク版が作られる理由が分かりますね。

 

私は未プレイですがスマホ版で「ロストフラグ」というゲームもリリースされていますね。

あるキャラが成長した姿で登場しており熱い要素だなぁと感じました。

 

この三部作プレイ中は次はどうなるんだろう?と続きが気になってしまいなかなか切りどころがつかめませんでした。

いつでもセーブはできますが、戦闘が終わるごとにリザルト画面に移行しそこでもセーブができるので一区切りとすることができます。

しかしやはり続きが気になってついつい長い時間プレイしていました。

それだけ引き込まれるストーリーですね。

 

ちなみに「偽りの仮面」「二人の白皇」というサブタイトルはそのゲーム全体を通しての大きな伏線となっています。

何故そのタイトルがつけられたかは物語を最後までプレイすると分かるようになっており、このシナリオライターはすごいなと感心してしまいました。

気になった方はぜひプレイしてみてください。

ではまた。

 

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