「色あせない名作」STEINS;GATE 感想

詳細

 

タイトル名STEINS;GATE
ブランドニトロプラス
5pb./MAGES.
レーティング15歳以上対象
発売日初版 2009年
PC(Steam):2016年9月9日
PS4/PS Vita/Switch(ELITE):2018年9月20日
ゲームジャンル妄想科学ADV

 

 

こんな人におすすめ

・タイムトラベルものが好きな方
・科学が好きな方
・サスペンス、ミステリー系作品が好きな方
・鬱展開があっても大丈夫な方
・伏線回収系の作品が好きな方

 

ストーリー

岡部倫太郎――通称オカリン――は、いまだに厨二病から抜け出せない大学生。「未来ガジェット研究所」というサークルで、友人たちとヘンテコな発明をする日々を送っていた。
そんな彼らがある時偶然から、過去へと電子メールを送れる発明品「タイムマシン」を生み出してしまう。
SERN、ジョン・タイター、幻のレトロPC『IBN5100』、タイムマシン、バタフライ効果、タイムトラベルにおける11の理論――。
いくつもの要因が偶然に重なり合ったとき、秋葉原に本拠を置くサークルのメンバーたちに、世界規模の“未来への選択”が委ねられた。

STEAM商品ページ

レビュー

ストーリー
5
音楽
4
グラフィック
4

 

感想

名作中の名作です!

 

ゲームをプレイしたことない人でもタイトルを聞いたことがある人はいるのではないでしょうか

アニメ化もされておりそれで観たことがある人もいるかもしれません。Netfilixでも公開されてますね。

 

このゲームが何故こんなにものシェアを誇っているのか

上記にもストーリーを書きましたがどんな話かを一言で書くと

 

タイムトラベルなどの時間跳躍について現実にある理論とファンタジーを踏まえながら、各々のキャラクターの過去と「やり直したい」という思いを抱え、ひとつの結末に至る運命をなんとか変えたいという人の葛藤と戦いの話です

 

この作品は過去に干渉し未来を変えるという話になっております。

その中でいろんな特徴的なキャラクターがこの作品に登場するのですが、いろんなキャラクターが過去に「やり直したい」「今を変えたい」という思いを抱えています。

もし現実にタイムトラベルが出来たらみなさんはどんなことをするでしょうか?

もし何回でも過去に戻れたら「時をかける少女」のマコトみたいに楽しいことを何回も繰り返したいと思う方もいるかもしれませんが、もし過去に大きな失敗や不幸があったら「あんなことをしなければ」「あの時失敗がなければ」などの気持ちが芽生えそれを「変えたい」と考えると思います。

 

この作品はそんな「やり直したい」の気持ちに大いに共感できるような描写が随所に出てきます。

 

そしてこのシュタゲのストーリーのもう一つの見どころは主人公であるオカリンの心理描写と行動です。

話が進むと過去改変が起きたことが原因で逃れられない絶望的な状況に陥ります。

その絶望の中での葛藤やそれでも何とかこの状況を「変えたい」という想いを抱えて闘いに赴いていくところに大いに胸を打たれることにもなると思います。胸熱です!

 

また物語の展開については、大きくは前半と後半に分かれていると思ってます

前半は過去にメールを送れる電話レンジを作ってからそれを用いて何ができるんだろうという好奇心によりいろんな行動をしていきます。

いろんなキャラとの交流を踏まえ各所に謎を残しながらもコミカルな展開で話が進んでいきます。

 

しかし、前半と後半の境目になる中盤になるとそんなコミカルな雰囲気から一気に鬱展開に反転します。

そして各所の謎が物語のラストに向けて明かされていき種明かしの連続になっていきます。

例えるなら最初は手品を何個かみせられ楽しんでいるところに、その後いきなり連続でその手品の種明かしをされていくような感じです。

しかもその種明かしについては知りたくないような後ろ暗いものの連続で鬱ですw

ただとにかく伏線回収がすごいです!!

 

 

グラフィックについては、「メタルギアソリッド」シリーズでのキャラクターデザインを手掛けるhukeさんによる個性的かつ魅力的なキャラクターの立ち絵やCGが物語を彩ってくれます。

音楽のBGMも演出をより際立たせてくれていいですね!

 

終わりに

上記の感想だけみると鬱ゲーかなと思いますが、トゥルーエンドはハッピーエンドになります。

終わり方まで書くと「君の名は」みたいな感じになります。

というかリリース時期の順番から行けば君の名はのラストはこの作品から取られてるんじゃないかというぐらいに似た終わり方になります。

ただそこに行きつくまでの道のりがとにかく険しいので、エンジョイからの鬱からのハッピーでいい意味で心がぐちゃぐちゃになりますw

ただもしこの作品をプレイした記憶だけをここに残して過去に戻れるなら、つまりこのゲームをプレイした記憶だけを消せるなら、記憶が消えた状態でもう一度プレイしたい作品のひとつです!

それぐらいの衝撃的なストーリーです!

 

とにかく面白いので普段ノベルゲーをやらない人でもかなり楽しめる内容になっていますし、ゲームに抵抗がある人はアニメもあるのでいろんな媒体でこの作品に触れることができるのでぜひ一度はこの物語の世界に触れてみることをおすすめします。

物語の展開や構成によって驚かされるストーリーの中で時間を遡ることはどういうことか考えさせられること、またこれから現在と未来をどう生きていくのかなど包括的に時間というテーマに向き合っていきます。

 

それは、この作品に触れる我々にも当てはまることになりますし、この作品を堪能した後で我々はどのようにして生きていくべきなのか考えさせられるものにもなっていると思います。

 

過去の連続で「今」を生きている我々は自分の未来をどのように切り開いていくのか。

 

あなたの行動は全てシュタインズゲートの選択なのかもしれません。

ではまた

 

 

 

 

 

 

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