
今回は「好き好き大好き!」をプレイした感想について書いていこうと思います。
陰鬱な雰囲気で暗いゲームですが、先が予測できなくて展開が結末が終始気になるゲームでした
詳細
タイトル名 | 好き好き大好き! | |||
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ブランド | 13㎝ | |||
レーティング | 18歳以上対象 | |||
発売日 | 1998年 | |||
ゲームジャンル | ADV |
2015年からAndroid版も発売されています
・暗い話が好きな人
・鬱ゲーが好きな人
・SMっぽい描写が好きな人
・ラバースーツが好きな人
ストーリー
『やっと、ボクの夢がかなったんだ。ボクの好きなゴムの衣装に身を包んだ、ボクの大好きな女の子。誰にも渡さない。誰にも触れさせない。絶対、誰にも触らせるものか。』
『蒲乃菜は、ボクだけの蒲乃菜なんだ…。』
一人の少女を愛しすぎたが故に、彼女を自宅の地下室に監禁してしまった男は、ラバーマスクで目隠しをされ、視力まで失ってしまった怯える少女に宣言した。
―――何もしない。ただ、傍にいて欲しい…と。
ひたすら彼女に優しく接し、その愛を得ようとするする男と、
怯え、絶望し、狂気へと駆り立てられていく無力な少女。たった一人の少女にのみ向けられた男の盲愛に、彼を取り巻く少女達は気づかない。
男を慕い、一途に愛情を寄せてくる大学の後輩。
十数年振りに再会した幼なじみ。
従姉妹を愛するあまり、主人公に辛くあたり、憎悪してしまうスポーツ少女。
心理学を研究する美女は、常に謎めいた微笑を浮かべ、男の疑心暗鬼を誘う。好き好き大好き!DLsite商品ページ
レビュー
ストーリー |
3
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音楽 |
2
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グラフィック |
2.5
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感想
古いゲームですが、あらすじに興味があってプレイしてみました。
各エンディングについての感想はこのサイトの攻略記事に記載しているので、ここではプレイした全体的な感想を書いていこうかなと思います。
あらすじは上記にもある通り、ゴムフェチの主人公が一人の少女をさらい、ラバースーツを着せて監禁する話です。
展開によりますが主人公は基本的に監禁したこの少女をそれ以上襲うこともなければ、毎日声をかけ食事を持ってきたりと気にかけていきます。
ただ決して少女からの帰宅への希望は叶えず、ラバースーツを脱ぐことも認めません。(清拭など一時的な脱衣は認めてましたが)
こんな感じで主人公と少女の付かず離れずの毎日が続く中で、主人公や少女の視点になってそれぞれの過去や現在の境遇についてどう思っているかなどが描写されます。
なのでどうなって話が終わるのかが気になる物語でした。
この監禁した少女以外にも女性キャラが出てきてそこのルートもありますが、あくまで監禁した少女がメインの話になるので大体のエンディングにこの監禁された少女が絡んできます。
物語の設定がこのような形なのでほとんどのエンディングが鬱エンドですが、予想のできない展開がいろいろ出てくるので割りとハラハラしながら物語を堪能することができました。
Hシーンについて
Hシーンの描写は監禁した少女と大学の後輩の女の子とのシーンが多いです。
なんなら後輩のほうがCGの量は多い気がしますww
絵柄が昔な感じがするのですが、文章はそれなり扇情的な印象でした。
なので画像単体で楽しむよりは、文章ありのひとつのシーンとして楽しむほうがいいかなと思いました。
終わりに
なんとなく主人公がゴムフェチになっていく過程は1997年の酒鬼薔薇聖斗事件を連想させました。
思春期手前の性的な興味や興奮とあるカテゴリーが組み合わさることで、性的なものでなくても別のもので性的な興奮を覚える過程の部分がそのように思いました。
(このゲームの主人公の場合:子供時代にみたラバースーツのみを着た女性をみて性的な興奮を覚える→ゴムをみただけで興奮するようになる。
少年Aの場合:動物等の殺害における攻撃性と性的興奮が分離されることなく成長したことで、他の存在への攻撃に対して性的興奮を覚える)
一度そういう風に覚えてしまったものはなかなか理性では曲げることはできないのかなという感想を思いました。
性癖というやつですね
このゲームは自分の心の奥底にある癖の部分をうまく処理できなくなって葛藤し行動を起こしてしまった男の話でした。故にこの話は陰鬱で暗い話です。
あなたにも心に秘める混沌としたものがあるでしょうか
それが爆発しないように諌める理性は必要ですね
困ったらエロゲをやりましょう
ではまた